展覧会

VW Polo 6c:ヘッドライトの結露と近況など

2年目のコロナ禍、いかがお過ごしでしょうか。緊急事態宣言が出るたびに美術館・博物館の特別展が延期になったり中止になったりで、余暇の過ごし方が制限されている今日このごろです。とはいうものの前回のソール・ライター展以降、 ・大阪市立東洋陶磁美術…

「永遠のソール・ライター」展@京都

美術館「えき」KYOTOで開催中の「永遠のソール・ライター」展を見てきました。永年のパートナーであったソームズ・バントリーのポートレート、特にハトに囲まれている写真が特に素敵でした(下記の写真は図録より) お恥ずかしい話、ソール・ライターはその…

約100人のブックカバー展@LOFT梅田店

LOFT梅田店で開かれていた「約100人のブックカバー展」を見てきた。そしてブックカバーを買ってきた。参加している約100人のイラスト作家さんたちが考えた「架空の書店」の「架空のブックカバー」を印刷してそのまま売っている展示即売会。5枚を自由に選んで…

みんぱく特別展「先住民の宝」観覧

文化の日らしく、国立民族学博物館特別展「先住民の宝」観覧。みんぱくの原点であり真骨頂ともいうべき特別展で、そのまま本館への展示へリンクしているのが素晴らしかった。 展覧会パンフレットにあるように世界の国の数より民族の数の方が圧倒的に多いとい…

再開、みんぱく(国立民族学博物館)

先週は美術館へ、そして今週はやはり展示を再開したみんぱくこと、国立民族学博物館へ行ってきました。6/18から本館の展示を再開していたそう。7/9からは来館規制がさらに緩和されるとのこと。7/4の時点では、入場時にサーモグラフィによる体温測定(空港な…

『ポーランドの映画ポスター』展観覧(@京都国立近代美術館)

昨年の11月に東京で鹿島茂コレクション展を見て以来、実に7ヶ月ぶりに展覧会へ。2020年3月くらいから魅力的な展覧会が企画されており、5月の連休にははしごするぞと楽しみにしていたのだが、ご存知の通りコロナ禍でほとんどの美術館・博物館で休館を余儀な…

ルート・ブリュック展観覧

今週は遅めの夏休み、というべきか夏休みをお盆の前と今週とに分割取得しています。この時期は残暑でバテ気味なので仕事を休めるのは正直助かっています。わりとゆっくり身体と頭を休めているのですが、ずっと家にいても退屈なので平日の美術館へでかけまし…

メスキータ展観覧

夏コミ参加の皆さん、遅くなりましたがお疲れ様でした。サークル「山Dの電波暗室」で近代建築の写真集をお買い上げいただいた皆さんありがとうございました。また、手にとって見ていただいた皆さん、ありがとうございました。次の機会にどうぞよろしく。 サ…

夏コミ新刊取材と「富本憲吉入門」展

夏コミ新刊の取材が梅雨で滞っていたのですが、今日の晴れ間(途中から曇り)にさっとでかけて、奈良県庁の取材でようやく完了しました。奈良県庁舎の屋上は土日開放されており、若草山や奈良の寺社が一望できるのでおすすめです。あまり観光客はおらず、何…

平民金子展「ごろごろ、神戸」もうひとつの世界(4/30観覧)

元号が変わってしばらく経ったので、「平成の終わりに何をしていましたか?」という質問はこの先もう聞かれることは減っていくと思うけれど、わたしは表題にある展覧会に行っていました。平民金子さんというブロガーで写真家さんの写真展で、会場は塩屋にあ…

堀文子追悼展と動物たち

2019年2月に100歳で他界された堀文子さんの追悼展覧会@京都高島屋に行ってきました。じつは友人に勧められるまで、堀さんの絵を見たことはなく、そういえば実家の本棚でその名前をかすかに目にしたか...くらいの記憶しかなく。画業80年というのも驚きですが…

世紀末ウィーンのグラフィック展観覧

新年が明けてから今年最初の展覧会は京都国立近代美術館で開催される「世紀末ウィーンのグラフィック」に決めていました。近代美術館には12月にも訪れていて、藤田嗣治の回顧展の会期末でした。その記事も書こうかと思っているうちに年末からにわかに仕事が…

美術古本コント指圧読書(その1)

一月前くらいからやりたいと思っていたことを詰め込んだ旅行をしてきました。前回のサビニャック展からの間にも淀川混声合唱団の演奏会があったり、映画ボヘミアン・ラプソディを見に行ったりしていたのですが、どちらもどうも涙腺が緩みっぱなしで感情過多…

サヴィニャック展@兵庫県立美術館

10月後半になって気になる美術展が始まっています。ひとつは京都国立近代美術館の藤田嗣治展。もうひとつが兵庫県立美術館で開催されているサビニャック展です。両方行こうとは思っていたのですが、本当に気分的な問題で藤田嗣治のあの乳白色の絵柄を見たい…

小鹿田焼(おんたやき)の皿

先週、国立民族学博物館(通称:みんぱく)で開催されている特別展「工芸継承」を観覧した帰りに、同じ万博公園の敷地内にある日本民藝館(大阪)で陶器の皿を一枚買い求めました。大分県日田市の小鹿田焼(おんたやき)といいます。 その存在を知ったのは、…

Tokyo Day 1:「ブラジル先住民の椅子」展観覧@東京都庭園美術館

コミックマーケット94に一般参加するため、本日から東京入りしました。午前中は美術館巡り、午後は妻に頼まれた同人誌を買いに行く予定で、まずは目黒にある東京都庭園美術館へ。日本でも有数のアール・デコ建築である旧朝香宮邸がほぼそのままの形で保存さ…

海を渡ったニッポンの家具展(LIXILギャラリー大阪)

LIXILギャラリー、旧INAXギャラリーをご存知でしょうか。旧INAX時代からLIXILが手がけるアートギャラリーで、東京と大阪にあります。美術展というには規模が小さく、じっくり見ても15分足らずで見て回れる規模で、まさしくギャラリーという言葉がしっくり来…

新しい美術館「中之島香雪美術館」へGO

気がつけば早くも4月中旬で、うかうかしているとすぐに5月の大型連休がやってきそうです。今年も連休は日帰り旅行をいくつかするつもりで、いろいろと行く場所をしらべていたのですが、候補として考えていたのが御影にある香雪美術館。近代建築の洋館と日…

久しぶりの紙モノ(阪急うめだフランス展にて)

阪急百貨店うめだ本店で開かれているフランス展に行ってきました。知らなかったのですけど、もう20年近く毎年開催されているイベントらしいです。阪急うめだの祝祭広場を中心に雑貨マルシェみたいな形で、お菓子・ワイン・服飾・雑貨・アンティークのコーナ…

「豪商の蔵 -美しい暮らしの遺産-」観覧

京都国立博物館で開かれている「豪商の蔵 -美しい暮らしの遺産-」展を見てきました。大阪は泉州・貝塚で栄えた廣海家にある蔵に眠っていた約1000点の書画、茶器、調度が京都国立博物館に寄贈され、足掛け6年に渡る調査を経て、公開になったとのこと。いやは…

みんぱくで文化の日

三連休の初日、みんぱく(国立民族学博物館)に「カナダ先住民の文化の力」展を見に行きました。 あとづけの理由ですが、文化の日っぽい過ごし方でしたね。先住民というと昨年、アイヌの夷酋列像展をやはりみんぱくに見に来ましたが、今回は特別展示場ではな…

ジャコメッティ展観覧

夏コミ最終日の翌日、国立新美術館で開催されていたジャコメッティ展に行ってきました(観覧記を書くのにまごまごしているうちに東京展の開催が終わってしまいました。10/14から豊田市美術館へ巡回です)。 少雨の降るなか東京ミッドタウンからのびる地下道…

日本の家、1945年以降の建築と暮らし観覧

コミケ第1日目の日、わたしは東京入りしてすぐ、ビックサイトには行かず竹橋にある東京国立近代美術館に展覧会「日本の家、1945年以降の建築と暮らし」を見に行きました。(展覧会→コミケ→コミケ→展覧会は、最近の夏コミ時のわたしの行動パターン。冬コミの…

いろいろ要素の多い京都トリップ(主に展覧会鑑賞)

今週も京都へ行ってきました。そもそも通勤で毎日京都に来ているので、週末に京都に来るのも大きな違いはないのですが、「今はそこに住んでいない」という点からすると、やはり少しだけ「小旅行」(トリップ)の雰囲気が漂います。住んでいるときにはあまり…

淡路島旅行(2)大塚国際美術館へ<その2>

前回は大塚国際美術館の空間展示を紹介しました。今回は同じB3フロアの紹介と、レストラン他のお話です。 www.dempa-anshitsu.org B3の一角に円形のギャラリーAというコーナーがあります。そこは古代ローマ遺跡や、中世のモザイク画を展示するコーナーになっ…

淡路島旅行(1)大塚国際美術館へ<その1>

結婚2周年の記念旅行で淡路島へ旅行に行ってきました。最初は近場で温泉に入れればいいくらいの気持ちだったのですが、車で行くなら行動範囲も広がるので近場の観光も入れようと思って、かねてより行きたかった大塚国際美術館に行くことにしました。正確に…

戦後ドイツの映画ポスター展

京都国立近代美術館で開催中の「戦後ドイツの映画ポスター展」を観に行ってきました。東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催で、東京展はすでに終了、京都展は2017/6/11までです。 東西に分かれたドイツでそれぞれ独自の発展を遂げた映画ポスター。し…

古代ギリシャ展(神戸)へ

神戸市立博物館で開催されている古代ギリシャ展へ行ってきました。昨年東京で開催されていたときに大の古代ギリシャ好きである妻はすでに行っているのですが、そのときの図録を見せてもらっているうちにこれはけっこういいなと思い始めて、わたしも行くこと…

ミロコマチコいきものたちの音がきこえる

日時が前後するのですが、水仙盆のちょうど一週間前に標題にあるミロコマチコさんの展覧会を見に京都へ行ってました。駅ビルの中にあるこじんまりとした美術館です。百貨店によく併設されているタイプですが京都のほかの百貨店、大丸や高島屋と比べて意欲的…

陶器づくし

今日は大阪中之島にある東洋陶磁博物館へ行って来ました。お目当てはこちらの青磁水仙盆。台北故宮博物院の至宝です。あれ?よく考えると5-6年前にわたし故宮博物院に行ったとき、これ見てないなと思ったのですが、そのときはなにせ時間がなくて1時間で駆け…