本・マンガ

Golf 8に感じるいいところ(近況あれこれ)

すっかりクルマブログと化していますが、最近の休日はほぼ休養にあてているせいか展覧会や映画にいけてないのがその理由かと思います。11月からずっと仕事が忙しすぎて、心身ともに危機を感じるレベルでして、身体と脳を休めることが最優先で、新しいものを…

約100人のブックカバー展@LOFT梅田店

LOFT梅田店で開かれていた「約100人のブックカバー展」を見てきた。そしてブックカバーを買ってきた。参加している約100人のイラスト作家さんたちが考えた「架空の書店」の「架空のブックカバー」を印刷してそのまま売っている展示即売会。5枚を自由に選んで…

フィフティ・ピープル

チョン・セラン著、斎藤真理子訳『フィフティ・ピープル』、亜紀書房刊 淡々と紡がれているようでいて、ぎゅっと感情が詰まった芯を感じる。そこには隣人愛のような優しさとどうしようもない哀しさが凝縮されている。文章から離れがたい魅力がそこにある。 5…

美術古本コント指圧読書(その3)

前回は「明日のアー」を見て、ものすごい満足感と高揚感でした。今回はようやく二日目の目的、指圧と読書です。 そうそう、「明日のアー」ですが、公演の映像(全編)がVimeoで販売され始めました。見て損はないと思います。年末年始だけ1600円、年明けしば…

スープ・レッスン

以前、本を紹介したことがあるスープ作家の有賀薫さんの新刊が出たので、買ってきました。その名もスープ・レッスン。帰遅スープ本(過去記事参照↓)と違って、今回は野菜中心のシンプルなメニューが並びます。レシピはすべて3段階で手順は簡単なのは前回と…

「今日どこさん行くと?」で坂道登るばい!

w 最近繰り返し読んでいるマンガがありまして、「今日どこさん行くと?」(鹿子木灯著、メディアファクトリー刊)といいます。書影とタイトルからある程度おわかりでしょうが、クルマでお出かけする紀行マンガでして、それも熊本県内(今のところ)をマニュ…

海を渡ったニッポンの家具展(LIXILギャラリー大阪)

LIXILギャラリー、旧INAXギャラリーをご存知でしょうか。旧INAX時代からLIXILが手がけるアートギャラリーで、東京と大阪にあります。美術展というには規模が小さく、じっくり見ても15分足らずで見て回れる規模で、まさしくギャラリーという言葉がしっくり来…

わたしたちには帰遅スープ本がある

twitterでかなりつぶやいているのですが、今年買ったこの「帰り遅いけどこんなスープなら作れそう」(有賀薫著、文響社刊)というスープのレシピ本が、大げさじゃなくわが家の食卓を変えました。"スープ料理作家"の有賀薫さんが編集さんと一緒になってつくっ…

小説「カルチェ・ラタン」読了-カトリックとプロテスタントの信仰を考える

ここしばらく、通勤のときに合唱団の友人に薦められた「カルチェ・ラタン」(佐藤賢一著)を読んでいました。もとはわたしが高校生の頃、ウンベルト・エーコの「フーコーの振り子」を読むのに挫折した話をしていて「薔薇の名前」の話になり、そのあらすじをW…

2017年読んでよかったもの

昨年に引き続き、今年読んでよかった本を紹介します。昨年の小説以外部門の個人的一位は「女の子は本当にピンクが好きなのか」でした。今年はいきなり発表します。 はい、圧倒的大ヒット「応仁の乱」(呉座雄一著、中公新書)です。本屋で見るより先に、twit…

台湾出張(2)路上観察好きなら「奇生之廟」を買うべし、他2冊

台湾出張2回目のお話は買った本の紹介です。誠品書店で雑誌「dpi」と雑誌「秋刀魚」は台湾に来る前から調べていてもともと買うつもりだったのですが、最初に紹介するこの写真集「寄生之廟 PARASITIC TEMPLES」は店頭で見かけて、ぴぴーんと直感が働いて買う…

台湾出張(1)通信・食・書店・ジェダイ

本業の仕事で台湾へ3泊4日の出張をしてきました。関空から桃園国際空港へ向かい、そこからリムジンで台湾のシリコンバレーと言われる工業都市、新竹へ。おなじみの台北から桃園国際空港がクルマで約1時間の距離、そこからさらに北西の海岸沿いに1時間南…

読書メモ

今日買った本: わたしセレクト・ボクはイケメン1巻(きづきあきら+サトウナンキ著、ヤングアニマル)・バッタを倒しにアフリカへ(前野ウルド浩太郎著、光文社新書)・もう生まれたくない(長嶋有著、講談社刊)妻セレクト・サトコとナダ1巻(ユペチカ著…

映画「メッセージ」と原作小説「あなたの人生の物語」

5月の下旬、公開日翌日にSF映画「メッセージ」を見ました。異星人の宇宙船がばかうけをモチーフにしたと監督がリップサービスをしたので話題になりました。異星人とのコンタクト、それもかなり謎めいた感じという映画はジョディ・フォスター主演の「コンタ…

2016年読んでよかったもの

今年買って読んだ本からよかったと思ったものをセレクトしてみました。結構悩みました。今年はあまり小説を読んでおらず、社会学やグラフィック関連の本をよく読んでいたように思います。順不同にご紹介。 【人文社会部門】「女の子は本当にピンクが好きなの…

「女の子は本当にピンクが好きなのか」感想

ライターの雨宮まみさんの書評を読んで購入した本「女の子は本当にピンクが好きなのか」(堀越英美著)。イントロダクションから目を見開かれる内容ばかり。ピンクという色の持つ社会的な意味の変遷を欧米日本それぞれに歴史をひもといていく社会学の著書。 …

オデッセイ<火星の人>

マッド・デイモン主演の「オデッセイ」を先週末に見てきました。まだ公開されてから日も浅く、ネタバレを書きたくないので詳しい内容は控えますが、文句なく面白い映画です。とにかく、かつての、そして今の宇宙少年少女にとっては胸熱な展開。あと、理系と…

チチカカコヘ

最近、本屋さんの文庫棚でこういうフェアをやっているのをご覧になったことはないですか?「不屈の教養フェア・チチカカコヘ」。このフェアは、2014-2015年にもやっていて、その時は「チチカカコ」だったのです。では、謎の文字列「チチカカコヘ」とはなんぞ…

最近読んでいる本、買った本

病気のときほど、なぜか読書熱は冴えます。最近読んでいる本・買った本を書いてみます。はてなブログの機能でアマゾンへのリンクが張れるので試していますが、これをクリックするとアフィリエイトみたいなのが私に入るのかどうかは、よくわかりません。では…

地元の書店を探す(1)

しばらくは、引越しネタとか新天地ネタが続くかもしれませんが、すいません。で、今日は生命線である書店の話です。 以前住んでいた場所は、徒歩圏内に中規模書店1、大規模書店2があり、以前の職場の近くにも中規模書店1(漫画のセレクトがいい!)があっ…