VW Poloのインフォティメント、Composition media

PoloにはGolfなどと同様に、インフォティメントシステムが搭載されていて、各種データを表示できるようになっています。タコメーターと速度メーターの間にある液晶ディスプレイに、瞬間燃費、平均燃費、エンジンスタートからの走行距離、平均車速、エンジンオイルの温度(別にメーターあり)、デジタル速度(当然、速度メーターと同じ)などが表示できます。わたしは、平均燃費を表示していることが多いですが、これもエンジンスタートから、給油してから、ある一定期間内の3つから選べます。時刻、ギア状況、ODD、TRIP、外気温は常に表示です。

 

この表示設定はダッシュボード中央部にあるモニター、Composition mediaで行うことができます。左右のダイヤルを回して選択、ダイヤルを押し込むことで確定など、直感的に操作できるのでわかりやすいです。タッチパネルなので、スライドやクリックでも操作可能なのが便利。メニュー内容はすべて日本語化(言語設定は変更可能)されていますが、液晶ディスプレイ内の表示は英語のままでややちぐはぐ。

 

他にも上記の写真のように、ライトやミラーなどの各種設定も行えます。これが行えるのはComposition mediaだけらしく、社外品のカーナビなどをこの場所に取り付ける(入れ替える)と、設定変更はディーラーなどに依頼しないとできなくなるようです。わたしはカーナビは以前紹介したiPhoneのドコモドライブネットを使っているので、Comosition mediaのままにしています。

Comositionでありmediaという名前の通り、通常はこの画面は音楽再生や映像表示に使う端末として使います。

 

これはラジオではなくて、USBメモリに入れてあるポッドキャストを再生しているところ。再生位置の指定もできますし、フォルダの選択などももちろんできます。

 

ソースボタンをタッチすると、CD、SDカード、USB、Bluetooth、AUX INを選べます。写真でSDカードの文字が薄くなっているのはカードを挿入していないからですね。

 

Bluetoothは右下の歯車マークで設定を呼び出して、Bluetooth機器とペアリングすると使えます。Bluetoothはオーディオと電話を別々の機器に設定できる(それぞれプロトコルが違うため)ので、オーディオはWalkmanで、電話はiPhoneでということができます。

 

CDドライブとSDカードは助手席側にあるグローブボックスの中にあります(内部にもうひとつ上開きのカバーがついてます)。なので、CDの入れ替えはちょっと面倒です。USBとAUX INはダッシュボード下部に、12Vの電源ソケットと一緒に並んで装備されています(写真撮り忘れ)。

 

iPhoneを接続すると、Composition media上で電話をかけることができます。iPhoneの連絡先を取り込むことができるほか、通話履歴なども参照できます。一度ペアリングしてしまえば、iPhoneを持って車内に乗り込み、PHONEボタンを押すだけで使用できるのは便利です。

 

ステアリングの右側に電話スイッチがあり、電話がかかってきた場合はこのスイッチを押すとハンズフリーで会話できるっぽいです。。かけるのはComosition mediaの画面からできたのですが、ステアリングスイッチからはできず。取るのもできるのかはまだわかりません。妻と一緒に乗ったときに電話してもらって試してみたいと思います。実際に運転中に会話するのはハンズフリーでも怖いのでやらないと思いますけど。

電話ボタンの下に会話ボタンみたいのがありますが、これと電話ボタンの違いがわかりません。もしかしたら、音声認識機能的なものかもしれませんが、Composition mediaのマニュアルにも、車自体のマニュアルにも使い方が記載されていません。。押しても何も反応しません。Siriが使えるとちょっと便利かなー。

VWのマニュアルってup!の時もそうでしたが、日本語訳が直訳そのままでとても読みづらいのです*。なので、Composition mediaの操作も一部をのぞいてマニュアルを見ずにやってますが、特に難しくはなかったです。

(*VW Japanでローカライズしているのではなく、ドイツ本社のローカライズ部門が訳しているっぽいです。VW Japanで業務として請け負って欲しいと思うのですが。。なので、VWの車は習うより慣れろ的なところがあります。そこがちょっと厄介。)

 

Andoroid携帯の場合、MirrorLinkが使えるようです。わたしはiPhoneなのでCarPlayを使ってみたい(現時点ではあまり実用性がなさそう)のですが、対応は2016年製のComosition mediaからのようです。iPhoneとの連携は先に触れたように電話機能などがすでに使えるのでハード的には対応可能なのではと思います。メニューの中にはシステムのアップデート項目もあるのでソフト対応できると思うのですが、VW Japanのウェブにはそれらしき項目がないので、個人ではできない?のかもしれません。ディーラーに依頼するしかないのかも(未確認)。

ちなみに、もともとついているスピーカーは外して、up!君につけていたDIATONE DS-G20というスピーカー(ツィーターとウーハー)を納車時に移植してもらいました。Composition mediaには高度なタイムアライメント機能などは搭載されていない(イコライザーとステレオ位置調整はある)のですが、DS-G20の素性がいいせいか今のところ音響的には不満はありません。いい音がなります。音響は音の出口から変えていくと良いというのは室内でもポータブルでも、カーオーディオでも一緒のようです。