夏コミ用ディスプレイ棚作成!

今回の夏コミ、既刊8種類を持っていくので、いつものように展示スペースでの平積みだと載りきらないし、なにより遠くから目立たないため、工夫がいるなぁと思っていました。そこでいろいろ検索しているときにひな壇式の展示什器を自作している方のサイトを見つけたので、そちらを全面的に参考にさせてもらうことにしました。

コミケ用ディスプレイ棚を自作する その3 改善編- あにめはっく.jp

作成方法、構造や寸法ぎめの方法など、すべてにおいてとても助かりました。あにめはっく.jpの玉英さんにこの場を借りて、お礼申し上げます。

さて、まずは完成品を御覧ください。

どうでしょう、なかなか様になっていると思いませんか。手に取りやすく、目につきやすいものになりました。分解可能なので、畳んでしまえば、運搬も楽です。それに軽い!傾斜がついている部分も先程のサイトとまったく同じにさせてもらいましたが、想定する展示物が違うため、寸法だけいじりました 。

f:id:gyama_d:20170806171945j:plain

 展示する同人誌のサイズから必要な材料の大きさを割り出しました。まともな設計図はこれだけで、あとは臨機応変に対応。

ホームセンターでプラ段を買ってきました。900mmx1800mmもあって、車で持って帰るのに難儀しました。カッターを持っていなかったのと寸法決めの前だったので、切ってしまうこともできず、結局アーチ状に湾曲させてなんとかトランクスペースに収まりました。

詳細な行程は省きますが、プラ段の構造を利用して片側だけ切り込みを入れることで折りたたんで段を作ります。

こんな感じです。元サイトの方はカッター使用を推奨されていますが、わたしはカッターとデザインナイフを併用してみました。長い箇所の切断、切込みはカッターで、小さい範囲はデザインナイフで。プラ段の加工は思った以上に簡単でした。

側面のパーツに差し込んで固定するための「ほぞ」を切り出します。ちなみに、上の写真で白っぽくまだらになっているのは、この上に乗って作業していたときに凹んだ跡です。作業スペースが狭かったので乗ってしまったのですよね。そしたら膝の部分に跡がついてしまって。プラ段はこの方向の重みに弱いのですね。。。

棚の部分のパーツができたので、側面の設計です。「ほぞ」がはまる溝の位置がどこに来るのかぴったり計算しておかないといけないので、面倒でもきちんと(?)図面を書いた方が良さそうです。って上の写真の通り、ずぼらな感じですが。

溝の位置をケガキして、デザインナイフでくり抜きます。上の写真では間違えてますね。ちゃんとした図面を作ってないずぼらさが災いしました。

側面パーツは2つ作りますが、当然左右で位置をそろえないとなりません。半透明のプラ段を買ったので重ねてケガキすることができました。溝の切り抜きができたら、棚パーツをはめて仮組みします。このとき、中段の本を置く部分が水平にならないことがわかって、よくよく見ると溝の位置が0.5cmずれていました。えーっと、だからきちんとした図面をですね。。。→溝を追加で切って修正しました。

おー、これはなかなか。形になると嬉しいものです。あと、一息。このままだと棚から本が倒れてくるので、傾斜をつけます。

仮組みの状態で、ちょうどいいと思う角度まで倒して、その場でケガキします。あと、側面も斜めにして威圧感をなくしています。重心をさげるため、上の方のいらない部分も適宜カット。

横から見るとこんな感じになりました。うーん、かなり適当な設計でした良い物ができました。元サイトの方がすでに試行錯誤された状態なので、フォロワーとしては当然そうなるか。

上の写真の状態だと最下段に同人誌を載せていないとひっくり返ってしまうので、現場で組み立てたときに、側面の後方へ伸びる「足」を養生テープでくっつけるつもりです。強度をあげるためには、裏側に支柱もいるかな。

これまでのコミケのサークル参加では、ディスプレイ的な工夫は卓上のぼりくらいしかやってなかったのですが、これで今回は少しは目立ちそうです。両隣のサークルさんが結構人気があるところなので、挟まれて空白地帯になってはいけない!という危機感もあって、頑張ってみました。

あ、卓上のぼりまだ作ってなかった!

 

*こういうひな壇ディスプレイはダンボール製のものが市販されていますが、結構お高いです。プラ段なら、上記のサイズで600円程度なので、時間があればぜひ。製作総時間は5時間くらい

 *夏コミの頒布物については、前回の記事↓をご覧ください

www.dempa-anshitsu.org