スペイン旅行記(2)マドリード到着

フランクフルト乗り換えで、2時間半くらいであっという間にマドリードのバラジャス空港に着きました。体感の気温は12-3度で、日本の京都・大阪の今頃の気温と大差ありません。マドリード自体の気候区分は地中海性とされるものの、GPSで高度を見てみると670mほどもあり、冬はやはり冷えるようです。京都でいうなら、比叡山の山頂近くほどの高さなんですから、納得。

ここまで特にトラブルもなくやってきましたが、マドリード空港で少し問題が。フランクフルトからの荷物が全然出てこないのです。われわれの分だけでなく、他の人も。最初、10個くらいの荷物が出てきたあと、ターンテーブルが停止して荷物が出てくるシャッターが閉まってしまったのです。そこにはまだ40-50人の人が荷物を待っていたので、えーまさか全員ロストバゲージ??とざわっとしました。どうもフランクフルト乗り継ぎをした分が出てきていないっぽく。その後、荷物を運ぶ車が近づいてくる音がして、再びシャッターが開いたのですが、荷物が一個も出てこないままシャッターは閉まりました。まさか、もう今日の仕事終わり!とかじゃないだろうなーと不安に駆られました。一応、ロストバゲージ対策として、一泊分の着替えは手荷物に入れてあったのですが。結局、10分くらい待ってから再度シャッターが開き、ようやくテーブルに荷物が流れてきました。無事にスーツケースをゲット出来たのは、着陸から1時間後でした。

さて、空港からホテルまでですが、鉄道やバスでも行けますが、われわれはタクシーにしました。マドリードや、バルセロナのタクシーはメーター制で、安全安心というのが事前の調査だったのと、マドリードの場合、空港から市内までは一律30ユーロと決まっているからです。安くはないですが、夜到着で荷物が大きく、地理不案内ならば絶対タクシーの方が楽です。

乗り場に行くと、黄色い安全ジャケットをはおった人が「タクシー?」と聞いてから、どのタクシーに乗るか割り振ってくれます。この人は係員なので怪しまなくてもOK。マドリードのタクシーは白地に、紋章みたいな色のストライプの斜め線がドアの所に描かれています。

空港から15分で、ホテルに到着。このとき、手持ちのユーロの小銭がなかったので料金の30ユーロ以外渡さなかったのですが、だいたいチップとして以降は1ユーロ渡していました。スペインはあまりチップにはうるさくないようなので、あげなくても別に構わないようです。われわれが乗ったタクシーは皆運転手さんが丁寧で親切だったので、渡していました。 

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マドリードでの宿泊は、Inside Madrid Genovaという4つ星のホテル。外観は古風なアパートメントですが、内装は近代的にリノベーションされ清潔感のあるホテルでした。シティービューの部屋を取っていたので、部屋にはバルコンがあり、ホテルのある交差点の風景を楽しめました。

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スタッフは皆、最初から英語で話してくれ、マドリードは初めて?と聞くと、地図を出してホテルの位置と地下鉄の駅、中心部、観光ポイントなどを丁寧に教えてくれました。このホテルは歩いて10秒のところに地下鉄の5号線のAlonso Martinez駅があり、観光の際、とても重宝しました。あと、歩いて5分のところにも地下鉄1号線のTribunal駅があって、この二つの路線に乗ればたいていの観光ポイントには行けました。

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このホテルの良かったところの1つに、部屋にあるミニバーのソフトドリンクが無料だったというところがあります(事前の調べではわからなかった)。英語の説明で、softdrink is complementary(ただし、アルコール類は別料金だよ〜)とちゃんと言っていたので確か(チェックアウト時にも請求されず)。実は、これは重要なことです。ヨーロッパでは街中に自動販売機など皆無で、その例に漏れずマドリードでもまったく見かけず、さりとてコンビニがあるわけでもなく、水分補給が一番の課題だったからです。ミニバーには瓶のジュースが4本と、水(ガス無し)のペットボトルが常に用意され、われわれは毎日の観光の際に必ずこのペットボトルを持ち出していて、とても助かりました。