Polo君に乗ってから、なかなかドライビングポジションが決まらず試行錯誤しておりました。が、その要因が少しずつわかってきました。わかっている方にとっては、何を当たり前のことを書いているんだと思われるでしょうが、自分の備忘録として書いておきます。
まず、これまでup!君しか運転していなかったので、他のクルマでのポジション決めというのがわからなかったんです。ずっと同じクルマに乗っていると、一度適切なポジションが決まってからはシートをほぼ動かさないですし、クルマの整備などで動かされたとしても、身体が覚えているのですぐにポジションがわかったんだと思います。
しかし、そのポジションを決めていたのはシートではなくて、ブレーキの踏み方だったとこの週末くらいにやっと気づきました。いや、ネットで検索すると「ブレーキを奧まで踏み込んでも膝が曲がっている位置にシートを前後させる」と出てきます。でも、この膝が曲がっている位置って、膝が伸びきらないところから前は全部そうじゃないですか。もうちょっと前か、はたまた後ろか?とこの範囲が意外と広い。ブレーキ位置を基準に決めるとアクセルとの高さに違いがある(たぶん踏み間違い防止+ブレーキの方が踏みしろが長い)ため、奧側にあるアクセルが踏みにくくなってしまっていかんともしがたい。わずか数cm差なんですが。それで、ここが重要なんですが、このときの私の足の感覚としては手前から奧へ踏み込むという感覚でした。
でも、その感覚がある位置は適切じゃなかったんです。奧へ踏み込む、つまり水平移動の動きだと、ブレーキが手前にアクセルが奧にあるため、踏み分けるとき太ももと膝を手前と奥に移動させる運動になります。これが膝や太もも裏にものすごく負担をかけてしまっていて、シート位置によっては乗車後に結構な痛みがあったんです。
ずいぶんもったいぶりましたが、わたしの足の感覚として正しいのは「踏み込む」じゃなくて「踏み下ろす」。上から下へブレーキを踏んでいる感覚になるまでシートを前にもってくる位置が一番しっくり来るとわかりました。右足の膝の横側がステアリングコラムの横に当たるくらい前です。そういえば、up!君で長距離運転をしているとき、膝をステアリングコラムに押しつけて固定するようにして運転していました。
アクセル操作の場合はかかとをつけていますし、ブレーキの時も基本かかとをつけたままなんですが、急制動をかけるときはかかとをあげて踏み換えて、そこから踏み下ろしてブレーキするのが確実で力強く踏めます。そして、ここまでシートを前にしていると膝を動かしての移動がしんどくないんですね。
実際のペダルの写真を見てもらうとわかりますが、ペダルはつり下げ式なので「踏み下ろす」といっても実際には円弧を描いて踏面が移動します。下に移動かつ奧へ移動しているわけです。あくまで足の裏で感じる感覚です。
さて、やっとポジションがわかってきたのですが、まだ少し違和感があるのでした。それは一つは床からペダルまでの高さ。もう一つは「踏面の摩擦」でした。
(つづく)
次回、ペダルを交換します。↓見た目がすごい違う!