淡路島旅行(3)エスカヒル鳴門と渦の道

前回の続きです。大塚国際美術館を出たあと、海沿いの道を走ってどんどん北の方、この鳴門公園の突端に向かいました。そこにあるのは高速に乗っているときから山の中腹に見えたエスヒル鳴門!かっこいい名前でしょう。どうも展望台らしいです。

最初は登る気はなかったのです。大鳴門橋の下からうずしおを見ることができる「渦の道」に向かっているときに高速道路を横断する歩道橋からの眺めだけで絶景だったので。でも、見ているうちに妻が登ろう!といったので、じゃあ登ろうと屋外の遊歩道の階段を登り始めました。エスヒル鳴門、有料(¥400円)なのでちょっと渋ったのです。いや、この好天(梅雨ですがものすごく晴れた日でした)であそこまで登るのはあなたは無理だからーと言われて、まぁ確かに汗だくになってひいひい言うだろうなと思ったので受付へ。渦の道とのセット券を買えたので、妻ナイス判断。

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いやいや外から見るよりはるかに長くてびっくり。これは乗ってよかった!エスカレーター好きで有名な田村さんのブログによると「日本で2番目」に長いのだとか。この記事が書かれたのが7年前なので今どうなんでしょうか。

blog.tokyo-esca.com

登り終えた先でビルの1階に到着。ものすごく寂れた感じですが、2階、3階のレストランは営業している様子。われわれはそこからエレベーター(東芝製)で4階の展望台へ。なんと、このビル自体にはエスカレーターがない!

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登ってみるとそこは開放感にあふれた、ただのビルの屋上でしたが絶景が拡がっていました。360°ぐるっと見渡せます。エスヒル鳴門のエスカレーターを利用する料金というか、展望台に登る料金と考えるとリーズナブルだったなーと思い直しました。だってここまで歩いて登ったら下りも大変ですし。

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観光地ならではの由緒正しき(?)屋外設置双眼鏡がありました。塗装のハゲ具合がいいなぁ。

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南側を見ると高速道路の向こう側にさっきまでいた大塚国際美術館が見えました。山の上に2階建ての建物がありますね。モネの睡蓮の池も見えます。あの真下に地下展示場があるので、山まるごとを利用した秘密基地みたいでもあり。

さてエスヒル鳴門を降りて、歩道橋で高速道路を横断して大鳴門橋の方へ向かいます。いよいよ本命のうずしお見学です。

 

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この反対側に大鳴門橋の下部に入るための入口があります。土木ファンにはたまらない光景ですね。

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ちょうど訪れたのが15:00くらいで、うずしお見学にはちょうどいい時間帯でした。いつでもうずが巻いているわけではないんですね。瀬戸内海と紀伊水道潮汐の差がもっとも大きくなるタイミングで起こるということのようです。

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写真右側にガラス張りの通路が用意されていて、この通路からも渦潮や景色が楽しめます。

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お約束のように通路に下が見えるガラス張り(上を歩いて良し)がありました!海面まで45m!妻は平気で歩いていましたが、わたしはついに一度も歩けず。

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450mも先にこのような観測コーナーがあって、ここまでたどり着くのが結構長いです。100mごとに休憩できる場所が設置されていますが。そうそう、船酔いするひとはここに来るには注意がいると思います。歩いている途中、なんだか気持ちわるいなーと思っていたのですが、よく考えると大鳴門橋は吊り橋です。常に風に煽られて左右に揺れ、車が通行するたびに上下にくらくら揺れるのです。停泊している船に乗っているようなものです(わたしの場合動いている方がまだ揺れを感じにくい)。船なら一発で酔うところですが、吹き込む風が涼しいためなんとか耐えられました。

さて、ようやくたどり着いてここから満潮開始まで粘ることに。だんだん、渦ができていくのが観測できました。

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動画も撮ってみました。


うずしお@渦の道1

小さな渦ができているのがわかります。満潮開始が15:40で、16:00くらいにこんな状態になりました。


うずしお@渦の道2

うずしお観測の遊覧船が横切っていきます。上から見ているとこの海域を航行する船は、観測船以外にも多くて、狭い上に潮の流れが目に見えて早く、ましてやうずに引っ張られるようで難しい航行のように見えました。

かれこれ1時間くらい粘っていましたが、満潮となる18:00まで居ると宿に着くのが遅くなるのでここらで「潮時かな(うまいこといった)」ということで駐車場に戻りました。戻るのもまた揺れているなか500m歩くので、結構疲れました。

 

帰ってから気がついたのですが、エスヒル鳴門っていつからあるんでしょう?大鳴門橋より先か同時期か。遊覧船以外だとうずしおを見るには絶好のスポットですし、大鳴門橋の架橋(1985年)より前に小鳴門橋(1961年)がかかって鳴門公園のある大毛島に渡れるようになっていたこと、エスヒル鳴門の「東洋一のエスカレーター」という時代を感じるキャッチフレーズから先だったんじゃないかなーと推測します。だとすると大鳴門橋ができて、うずが見えにくくなるまでは相当に賑わいのある観光地だったのかも。四国のランズエンドで観光の終着点だったでしょうし。今は四国への入り口で通過点になってる感は少しします。でも紹介した大塚国際美術館や渦の道とセットで楽しめるので、淡路島観光とのセットでいくのがいいのかもしれませんね。

 

さて、本日の観光はここまで。いよいよ宿のある洲本温泉へ向かいます。鳴門公園から5分で鳴門北IC、そこから約40分の道のりです。

(ホテル・ニューアワジ編へ続く)