この２週間ほどずっと雨ですね。秋らしいといえばそうなのですが、洗濯ができなくて困っています。さらに台風21号が迫っていて、衆議院議員選挙の期日前投票が推奨されるなど、日曜日はかなり危険な大雨になりそう。ちょうどいい機会なのでPoloに施工した親水加工（？）の動画を撮ってみました。フロントガラスに降った雨がするすると表面を滑っていきます。実際に走行する場合はワイパーを使いますが、ワイパーがなくてもこれくらいの視界が確保できているので、雨の日の安全度が増しました。
加工（？）と書いたのは、親水効果のある薬剤を塗ったわけではないからです。自動車のメンテナンスを検索しているとよく目にする「キイロビン」という油膜取りを使って、ガラス表面の油膜を取ってやっただけ。
もともと左右のドアの窓ガラスが雨のとき雨粒がついて視界が遮られるのをなんとかしたいと思って、撥水やら親水の薬剤をカーショップで買ってきて試していたのですが、効果がいまいちだったのです。しかし、Amazonのレビューなどをよく読むとそういう薬剤を使う前に表面をよく水で洗い、さらに油膜を取る方が効果が出るとあったので、油膜取りとして有名な「キイロビン」を買ってきたのでした。実際、そのとおりで左右のガラスは油膜を取ったうえで、それらを施工してやるときっちり効果が現れました。これでとりあえず雨の日の視界が確保できて安心していました。
じゃあ、同様にフロントガラスもそういう薬剤を塗ればと思うでしょうが、ひとつ問題が。撥水ではガラコという製品が有名ですけど、施工が難しくてフロントが油でてかってしまったり、拭き取りのときワイパーがひっかかってしまうのですよね。あまりそういう話を国産車では聞かないのでPoloやup!（のときもそうだった）などVW車とは相性がよくなさそうだと気づいていました。ワイパーは純正かBOSCHを使っているのですが、それらとも相性が悪いのです。昨年の冬ごろだったか、大雨のときにそれ（油膜）で走行中にかなり視界を遮られて、疲弊してしまったのでなんとかならないかと思っていました。結論としては何も塗らない。でも、何も塗らない＋ワイパーだけだとやっぱり大雨の日は見えにくいんですよね。。
で、話が戻りますが、キイロビンで油膜をとっているときに気づいたのです。あれ、油膜をしっかりとるだけで親水効果があるじゃないかと。キイロビンをガラスに塗るときにスポンジに水を含ませてガラス表面に塗り広げるのですが、その水がだんだんガラスの表面に張り付いていくのです。これって親水では？
親水は撥水より知られていませんが、ようはガラスの表面に馴染んで水が滑っていくことです（個人的には雨が粒になって流れていく撥水は夜間のライトで光を乱反射して危ないと思っています）。それで、ガラスにはもともと親水効果があるらしい、普段は油膜などの汚れでそれが薄れているのだと気づいて、じゃあフロントガラスは何も塗らないかわりに徹底的にキイロビンで油膜を取ってやればいい！となりました。実際やってみた結果が動画の結果です。効果あるでしょう。
どれくらい効果が持続するのか？なんですけど、基本的にそんなに汚れないので自然のペースで雨に濡れる環境があれば一月でも二月でもずっと親水のままだとわかりました。油がつく状況って実はそんなにないのですね。注意がいるのは洗車のとき。シャンプー＋水洗いなら問題ないのですが、自動洗車機などで「撥水効果液配合」みたいなのがあるでしょう。あれ、ボディにはありがたいのですけど、油膜取りをしたガラスにはありがたくない存在です。あれがついてしまうと、もう一度油膜取りをやりなおしになりました（水をはじくので、その場所はすぐわかります）。
キイロビンの施工に関して、ひとつ注意がいるのは水を含ませたスポンジで塗り広げて、そのあと拭き取るのですが、完全に乾いてしまうと白っぽいあとになるのです。塗装には問題ありませんが、雨が降っただけでは流れなくて、水を含んだウェスで拭き取ってやる必要があります。施工中に結構飛び散るので気づくとボディに白っぽい跡があちこちについているということがよくあります。ガラスとボディの隙間に入るとなかなか取りづらい（拭けないので）です。なのでボディの部分にかからないようにビニールで養生するのがおすすめです。
ちなみに両サイドのガラスに使った親水剤はエクスクリアというもの。油膜取りをすれば効果抜群で長持ちしますが、塗りムラが出やすいので気になるひとは練習した方がいいと思います。わたしは練習→失敗→キイロビンで薬剤ごと油膜取りを3回くらいやってます。乾く前に水に濡れるのもNGなので。いっそのこと全部キイロビンでいいのかも。。
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