GW日記5日目 プリンをつくるがうまくいかない話

昨日は夕方にスーパーに買い物に行った。普段、この時間にはめったにこないので惣菜が売り切れてないことにいちいち感動したりする。いつもは仕事終わってからなので20時を回ったりする。惣菜が残っていれば割引で安く買えるが、好みの惣菜が残っているかどうかは賭けである。野菜や豚肉も売り切れているときがあるので、ときどきなんのためにスーパーに来たのか...と無力感にとらわれることもある。しかし、密を避けるという意味では夜来る方が今は良いのであるな...。夕方はかつてほどではないにせよ、夕食の買い物をする人はそれなりに多い。在宅勤務になってから一度、20時に来たことがあるがなんと閉まっていた。営業時間が短くなっていたのである。でかけてみないとわからないことなのでとぼとぼ帰った。お店は悪くない。

来たのは卵と牛乳を買うためだった。プリンを作りたくなったのだ。twitterでフォローしている人がぞくぞくとプリンを作っているのだ。「そ」のときは乗り遅れたが、プリンのレシピは割とかんたんに見えたのでやってみようという気持ちに。時間もあることだし。

twitterでフォローしている方のレシピを全面的に参考にして、まずは作ってみた。結果、どうもプリンが固まらない。冷やす前にカラメルソースをプリンにかけた時点で、ソースが中の方まで沈んでいったのを見て変だなと思ったけど、そのまま冷蔵庫に入れた。1−2時間して見ると表面がゆらゆらしている。カラメルソースの層の上にある上層プリンが揺れているのである。この上層がゆらゆらして、見た目あまり固くなさそうだ。下の方はけっこう固まっているように見える(透明なガラス容器に入れたので)。

分量はきちんと計量したので間違っていない。ということは作り方で抜けているところがあるのだ。思いつく原因は2つ。カラメルソースが水っぽいこと、温度が足りなかったこと。カラメルソースは砂糖を溶かして焦がして作るのだけど、うまく焦がせなかった。というか焦がして鍋に張り付くのを恐れて火加減を躊躇したのだ。茶色っぽくはなったので仕上げに水を足したのだけど、この水が多かったのか入れるタイミングよくなかったのか。このカラメルソースっぽいものがプリンに混ざってしまって固まりにくくなった可能性がある。

温度が足りないというのは蒸し器ではなく、フライパンで湯煎+蓋による蒸しによってプリンを固めようとしたのだけど、容器の背が高くて蓋が少し空いていた。このため蒸らしによる上部からのかかる温度が足りなかったのではないか。下の方は固まっていた(それでも食べてみると若干ゆるかった)ので。

蒸すという調理方法はわたし自身は普段の料理でもあまり使わない。カレー作るときくらいか(蒸している意識はない)。茶碗蒸しも作ったことはない。そもそも、プリンを作るのに蒸すのは「ゆっくり加熱する」ためらしいとあとで他のレシピ情報を見て知ったのだった。ゆっくり加熱する料理方法というのもあまり使わないので、よくわかっていなかった。時間だけ守って、ゆっくり加熱するための準備(=蓋に隙間がある)が整っていなかったのだ。

以前、書いたような気もするが、ブリティッシュベイクオフというイギリスのお菓子作りコンテストをよく見ていた。プロではなくてアマチュアの出場者がけっこう難しい課題のお菓子を制限時間内に指定の個数を作るのだけど、審査員が「生焼けだね!」というシーンが圧倒的に多い。アマチュアとはいえ、コンテストに出るくらいなのでみんな相当お菓子作りをしている人たちだ。そんな人でも火加減がうまくいかないことがあるのか...やはりプロじゃないから?と思っていたことがある。しかし実際とても難しいんだということを身をもって知った。バランスの厳しい世界なのだ。

よく固まっていないプリンではあったが、柔らかいだけで食べると味は美味しかった。牛乳と卵と砂糖を混ぜるだけなのになぁ。不思議だ。

卵も牛乳もまだある。今度はもうちょっとうまくやりたい。