最近、本屋さんの文庫棚でこういうフェアをやっているのをご覧になったことはないですか?「不屈の教養フェア・チチカカコヘ」。このフェアは、2014-2015年にもやっていて、その時は「チチカカコ」だったのです。では、謎の文字列「チチカカコヘ」とはなんぞや?
これは人文関連の文庫を出している出版社の共同フェアでして、公式twitterにはこうあります。「『チチカカコへ』の6社とは、【チ】ちくま学芸文庫【チ】中公文庫【カ】角川ソフィア文庫【カ】河出文庫【コ】講談社学術文庫【へ】平凡社ライブラリー」。うまいこと言ったもんだなーと思います。で、2014年の時は平凡社ライブラリーがなかったんですよね。それで、平凡社ライブラリーのtwitter担当者の人がえらく悲しんでいて、仲間に入りたい!判型が違うからダメなの!?的なことをつぶやいていて、2015年に念願かなって仲間入りとなったわけです。
わたし自身はちくまはよく読んでいて、最近ちょっと平凡社ライブラリー面白そう!って思っていました。角川ソフィアとかはほとんど知らなかったです。一冊だけ、穂村弘さん短歌入門の本を持ってるくらい。
短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門 (角川ソフィア文庫)
- 作者: 穂村弘,東直子,沢田康彦
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: 文庫
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あ、余談になりますが、この本のレビュー見ると評価低いですね。短歌は格調高くあらねば、という感じのレビューワーさんが多いのかしら。アンチ穂村の人も多いみたいだし。穂村ファンとして読んだ者からすると、すごく面白く、一般のそれまで短歌を詠んだことがない人たちのするどい言語感覚に驚いて、素直にすごいなー、自分もこんなの詠みたいなーと思ったのですけどね。。余談の余談ですが、著者の一人、沢田康彦さんは短歌がきっかけで女優の本上まなみさんと知り合って結婚されてます。本上さんの短歌も紹介されてますが、感性のするどい人だと思いました。
閑話休題。で、店頭やチチカカコヘの公式twitterで紹介されているものの中から、これは読もう!と思ったものを買ってきました。
たまたま、どちらも中公文庫でした。あまり気にして目をとめる機会がなかったので、こうやって紹介してもらえるのはありがたかったです。 また、どちらも宗教の本。かたやイスラム教、かたやキリスト教。まずはイスラムの方から読んでみます。