冬コミ同人誌

2016年は仕事の出張や、わたし単独での旅行(コミケコミティア含む)が多くて、それに年末年始の休み期間が短かったこともあり、冬コミにいかず妻と猫と一緒に過ごすことにしました。

でも、twitterを見ていると欲しい新刊がつぎつぎ流れてきて欲望がむらむらと。日帰りで一日だけ行くとか無謀なことも一瞬頭をよぎったり。それでいつもサークルで売り子をお願いしている盟友の先輩に何冊かどうしても欲しいものの買い物をお願いしました。たくさんお願いするわけにはいかず(といっても結構な冊数に。。)、次回のコミケでも入手可能だろうと思うものはあきらめました。

昨日、送ってもらったものが届いたのでご紹介(twitterで投稿したものを編集)。

視覚音痴さんとart-voxさんの自動車カレンダー。以前からお二人で組まれてのクルマ本が多くて、お二人の絵が好きなこともあり。12ヶ月のそれぞれ愛らしく渋いチョイスです。イセッタとかメッサーシュミットなどは実物見ると感動しますね(お台場の博物館で見たことがある)。

ホリゴタツの左折さんのデコメガネちゃん本。シリーズとしては3作目だったかと。前回の本が直球好みでした。赤メガネ x 金髪 x おでこ、いいですよね(しみじみ)。今回はチラリズムがテーマでした。グッジョブ!

碍子系さんの美容院鑑賞本の世田谷区編。こういう同じものを集める写真集は大好きです。美容院のファンシーなタイポグラフィにはぐっとくるものがあります。装飾テントも素敵。わたしも最近、美容院の看板で気になるものを撮っています。

それから、FUTABA A.F.B.さんのAIR RACER本。エアレースには詳しくないですが飛行機の写真がどれもきれい、カッコいい!大判の本なのもいい。去年だったかな、レッドブルのエアレースを少しTVで見て、レシプロ機のメカっぽい機体とその機動の妙に魅せられたこともあって買ってもらいました。記事の内容も専門誌かと思うくらい濃いです。

八画文化会館の不定期誌、八画文化会館Vol.5。今回の特集は駅前文化遺産。地方都市の駅前のレトロな感じ、今風ではない「取り残されたうら寂しい感じ」が郷愁をそそります。八画文化会館は確か2冊持っているけれど、この最新刊が一番好きかな。最近閉鎖された盛岡バスセンターや他のバスセンターの小特集記事もぐっときました。

最後は電気機械座のなにがし某さんの機械式計算機本。普段はロシアカメラや時計、ガジェットなどの本を出されていますが、なにがし某さんの書かれるメカ絵は本当に美しい。単にきれいという意味ではなくて、図解記事としてのわかりやすい絵が好きです。いつものキャラクター二人のかけあいもお気に入り。この本が一番楽しみでした。というのも、わたし機械式計算機の代名詞的なタイガー計算機を持っているので。ものすごく昔に突然、自分のなかで機械式計算機ブームが来て、その時に寺町丸太町の古道具屋さん(トヨダヤだったかな)で見つけたのです。かなーり重くって、もしかしたら実家に置きっぱなしだったかも。

タイガー計算機はわりと大型の卓上式でしたが、この本に登場するORIGINAL ODHNERはけっこうちっこいのですね。これはいいなー(欲しい)(ebayで探している)。

そう、これですよ。なにがし某さんの真骨頂の図解メカ絵。読んでいるとわくわくします。しかしまぁ、機械式計算機を考えて、機械として組み立てたひとは賢すぎるのでは。

もう一冊、いつも欠かさず買っているオタクビームさんの新刊もお願いしました。作者のオオツカマヒロさんの絵と、毎回の凝りに凝った設定(でもマンガにはほとんど出てこない)が好きで、長年のファンです(18禁なので写真は載せません)。

あー、本当は高層ビルを愛でる会さんの高層ビル本と、田村さんのエスカレーター本も欲しかったのですが、我慢しました。夏コミや通販の利用を検討します!

こうやっていろんな同人誌を眺めていると、新刊作りたくなりますね。即売会に行く、同人誌を買うのは大事だなーと、一同人作家として思います。創作意欲がふつふつと湧いてくるもの。2016年は体調不良がつづいて、そういうときって本をつくるエネルギーがやっぱり弱ってきて、もういいかなとか思いがち。実際、4-5年前は新刊作れない時期が続いて辛かったです。でも、昨日送ってもらった本を見ていて、2017年も新刊つくるぞ!という気持ちになりました。みなさんありがとう(先輩もありがとう。売り子またよろしく)。