夏コミ落選の報を受けての翌日、まぁ気分転換に何か写真撮りに行こうと思って、なんとなく足が向かった先が伊丹空港でした。といってもターミナルビルではなく、飛行機の撮影ポイントとして知られる千里川土手という場所です。伊丹空港の滑走路の南側の終端に接した場所に千里川という川が流れていて、川の両岸は未舗装の道になっています。その上空を着陸する飛行機がつぎつぎと通り抜けていくのです。向かってくる飛行機を撮るも良し、真下から臨場感たっぷりに撮るも良し、あるいは滑走路にタッチダウンする瞬間を撮るも良しという絶好のポイントなんですけど、それほどちゃんとしたカメラやレンズを持ってなくても迫力のある写真や映像が撮れるため、マニア以外にも楽しめるのですよね(デートで来るカップルや親子連れもちらほらいる)。
地図を見るとよくわかりますけど、ターミナルビルへは蛍池駅の方が近いのですが、滑走路端の千里川土手には曽根駅の方が近いです。10年くらい前に一度来て、撮影したことがあるのですが、当時はクルマを持っていなかったので阪急宝塚線の曽根駅からバスに乗って近くで降りた記憶があります。当時も今も土手は舗装はされていませんが、その当時よりも明るく綺麗になっている印象です。土手のすぐ近く50mくらいのところの他、500mくらいの範囲にコインパーキングがいくつかできていて、ああ、これは飛行機見に来る人向けに整備されたなーと思いました(近隣は工業地帯で商業施設も観光施設もないので)。コンビニも土手から300mくらいのところにできてました。
前置きが長くなりました、ともかくどういう風景が見えるのか動画を見てください。
【4K】伊丹空港(千里川土手)JA601J BOEING767-346着陸 by SONY α6300
【4K】伊丹空港(千里川土手)ランブラエルE190 着陸 by SONY α6300
特に飛行機が好きというわけではない人でも、こうなにかぐっとくるものありませんか。ライブ爆音上映というか。こうも近いのかと。
土手には16:00くらいに着いて、その時点でだいたい20人くらいの人がいました。スマホで撮っている人が2-3人で、三脚立てている本格派の飛行機撮影家みたいな人が5-6人、中高生5-6人、親子連れ2組くらい、カップル少々。会話を聞いているとある程度みんな飛行機や空港のことに詳しい感じ(空港の名前をKIXなどの略号で言う)。今はFlightrader24というアプリがあるので、リアルタイムで飛行機の現在位置や着陸予定時刻から、機種名までわかるのですけど、それを見なくてもわかっている感じ。わたしは鉄道も好きですが、鉄道の車両型式とかには詳しくなくて、同じように飛行機の機種もぱっと見ではわかりません...
Flightraderは京都にいるときはあまり使ってませんでした(あまり飛行ルートになってないので見えない)けど、北摂エリアだと伊丹、神戸、関空を離発着する飛行機がけっこう飛んでいるのが遠くに近くに見えるので、あれはどこからどこへ行くんだとアプリでわかると結構うれしい(?)気分になれます。
帰り道が混みはじめる前にと思い、1時間ほどで撤収しました。ほんとは夜間撮影もしたかったですが、さすがに遮蔽物もなんにもないところで日没まで待つのもしんどくなって。三脚も持ってこなかったですし。先に書きましたけどこのあたりは工業地帯で夜間休日は人気がないので、夜に一人で来るとかはちょっと避けた方がいいかもしれないです。夜に来るなら土手から50mのコインパーキングに直接クルマで乗り付けるのが良いかと。
伊丹空港の撮影ポイントは他にもあって、比較的アクセスしやすいのは過去記事にも書いた伊丹スカイパークです。撮影で来ている人よりも遊びに来ている親子連れの方かもしれません。
(おまけ)
個人的に一番興奮したシーン。タキシングで滑走路端に到達した直後、離陸のためエンジンをフルスロットルに。エンジンの燃焼の様子がありありと写っています...