旅慣れた人になりたい<長崎編>

前回のエントリーで「旅慣れた人になりたい」を書きましたが、その直後に長崎へ旅立ちました。合唱コンクールの全国大会に妻が出場するので、応援と観光を兼ねて。

長崎は好きな町で、学生時代に一度、社会人になってからは二度訪れています。そのうち一度は、今は無くなってしまった寝台列車に乗って。興奮しすぎてよく眠れなかったことを覚えています。

今回は飛行機で。といっても妻と同じ飛行機が取れず、やむをえず編み出したルート、つまり伊丹空港から福岡空港へ行き、博多駅へ移動。そこから特急列車で長崎へ向かいます。その経緯に関しては下記の過去記事にまとめました。 

www.dempa-anshitsu.org

 ところがしょっぱなの伊丹空港で痛恨のミスをやらかしてしまいました。チケットレスiPhoneでバーコードを取得すればOK)でいけるのに、なんだかその作業が面倒に思えて、空港について自動券売機でチケットを発券したのですね。あの自動発券機というのがなぜだか好きなのと、飛行機のチケットに何か思い入れのようなものがあって。

で、保安検査場でチケットをかざし、無事通過した後にシャツの胸ポケットに入れました。胸ポケットにはiPhoneも一緒に入れてあります。そこから搭乗口まで300m程度あって、ずんずん歩いて行ったのですが、気づくと胸ポケットにあったはずのチケットが見当たりません。えー、どうなってるの!当然ながら、すごい焦りました。搭乗口でもう一度、バーコードをかざさないといけないのです。それも保安検査場を抜けたときと同じものを。つまり、iPhoneでバーコードを取得してもだめなのです。あのチケットがないと!

思い当たったのは通路の途中にあった飛行機の顔ハメで自撮りをした時にiPhoneを取り出したこと。あれしかない。駆け足でその場に戻りました。しかし、それらしいものは落ちておらず。近くにいた掃除のおばさんに聞いてみましたが、見ていないとのこと。さらに近くのANAの職員さんも見ておらず。しかし、搭乗口で再発行できますよと言われたので、とぼとぼと搭乗口に向かいました。

搭乗口で無事に再発行してもらえた(身分証明書の提示が必要)のですが、ANAの職員さんの顔には「あの300m足らずの距離の間にどうしてチケットなくすの...」という困惑の表情がありありとあったことで、結構落ち込みました。旅慣れた人の理想とかけはなれた残念なひとがここにはおりました。「ご迷惑をおかけしました...」と言って、チケットを受け取ったのでした。

その後の行程は特にトラブルもなく、福岡空港博多駅の乗り継ぎもスムーズにできて、少しだけ自信を回復しました(乗り継ぎがスムーズなのは自分のせいじゃないけど)。