人生初サバゲー参加

先週末の日曜日にサバゲー(エアガンで撃ち合うゲーム・競技)に初めて参加してきました。以前から興味はあったのですけど、まずもって参加の仕方がわからなくって、はてどうしたものか?と思っていたのです。その後、アルト歌手でサバゲーマーの友人(*1)に大阪なんばのトイガンショップ「リベレーター」を紹介されて、そこのお店が年に一回主催するサバゲーのお祭り「リベフェス2019」に参加することになりました。初心者でも参加できるし、一人でも参加OKということだったので、なんとか踏み出せました。いきなり一人でサバゲーフィールドへ行くっていうのは敷居が高かったので、渡りに船でした。

前回のブログ、秋の装いなるテーマで服とか靴とかの話を書きましたが、あれはサバゲーに参加する際の装備という裏テーマがあって選んでいました。もちろん、汗っかきに優しい服という点や、「布引の滝を見に行って足元が心もとなくて靴が欲しくなった」という部分は嘘ではないんですけど(*2) 

www.dempa-anshitsu.org

で、そのサバゲーですが、ちゃんと楽しめました!同じ班(小隊)の方にもサバゲーに誘ってもらえて、交流ができました。ゲーム自体にもあたふたしながら、なんとかついていけましたし、撃たれた方が多かったけれど、ちゃんとヒット(相手を撃ち取る)も取れましたし。後半は体力がやばかったですけど、休憩時間も多くて乗り切れました。

参加者、実に160人というのはサバゲーではなかなかない規模らしく、こちらが撃たないうちにいきなり撃たれてるというのはしょっちゅうでしたが、復活のためのルールがゲームごとに定められていて(サバゲーの固定のルールという意味ではない*注)、初心者にもしっかりと配慮がありました。twitterで、#リベフェス2019のハッシュタグで検索するとたくさん感想が出てくると思います。

*長めの注釈:サバゲーにはサバゲーフィールド自体が行う「定例会」と、仲間同士でフィールドを借り切っておこなう「貸切」に大別される。今回のリベフェスは後者。定例会には個人個人でフィールドに赴いて参加すれば良いが、貸切はむろん仲間内や、今回のようにお店主催なのでその顧客のみということになる。定例会ではフィールドごとに定められた規定(エアガンの弾速規定や装備していいもの悪いもの)やゲームルールに従う。貸切でも同様だが規定やルールは主催者が決定する点が違う。例えば、定例会ではフルオート禁止でも、貸切ならOKなどということもある(フィールドの基本ルールを逸脱して良いかどうかはフィールドの貸切条件によるので一概ではない)。

ルールに関しては弾を撃って、撃たれて、ヒットコールをして退場するというのは基本的なルールで共通しているのだが、撃たれた箇所が人間だけか、銃も含むのか、跳弾にあたってもヒットなのかなどの範囲の調節はフィールドマスターや主催者が決める。また、今回のリベフェスではゲームごとに復活のルールがあり(小隊の仲間を呼んで手をつなぎ20数える、一度自陣に戻るなら何度でも復活OKなど様々)、初心者がすぐにヒットされてもゲームから退場して退屈にならないように工夫されていた。定例会でも、メディック戦といって復活可能なルール戦があるが、復活の方法はフィールドによって違うと思われる(メディック役の人がタッチするというのが一般的っぽい)。ようは基本+応用のルールがその場ごとにあり、応用の部分のさじ加減でゲーム進行が変わる可能性が高い。ベテランばかりならヒット即退場のルールでもOKだが、初心者が多い場合だとそのルールでは厳しすぎてゲームを楽しめるのはベテランだけということになりかねない。なので主催者はゲームバランスを決めるため調整する必要があるわけだ。定例会でも、おそらく初心者向けなどがあると思う。

(注釈終わり)

さて、感想は改めてここには書かずに、初めてサバゲーに参加するにあたって、わたしが準備したこと、実感したことについて記してみたいと思います。おそらく、これから初めてサバゲーに参加するであろう人に向けて。

たぶん多くの人が「初心者のためのサバゲー」の内容をすでに書かれていると思うし、わたしもそれを読んだので、わたしはちょっと違う視点で、主に服装と体力、準備の面のお話を。エアガンってなに?そもそもどこへ行けば?参加できるとかは割愛しますね。

*1:友人のサバゲーマーには8月に一度誘われていたのですが、コミケのサークル参加日程とかぶってしまって、以来機会がなかったのですよね

*2:ちゃんと(?)「絶景ハイキングを楽しむ本<関西版>」(京阪神エルマガジン社)も買って読んでいるのですよ!

 

サバゲーに参加するときの服
形から入る人は、迷彩服一式をアマゾンで買うとかもいいのかもしれませんけど、まずはサバゲーというゲームを楽しんでみたいという人には、基本的に運動・スポーツをするための服を着た方が良いと思います。つまり、動きやすい服、汚れても大丈夫な服です。

サバゲー特有のものとして、必須なのが、目を守るゴーグル、手を守るグローブです。
これは一応、サバゲーのお約束ごとというか、エアガンを扱う際のお約束なので必要です。ゴーグルはちゃんと耐衝撃性のあるエアガン競技対応のものを買いましょう。グローブは軍手でもいいというの意見が多いですが、それはそうだなーと思います。

そのうえで、以下は実際にわたしが準備したものです。

○下着:吸水と乾燥が早いドライ素材のものを数枚
すでに秋も深まっていましたが、晴れた日に走り回るとすごい汗をかきました。冬でもそうだと思います。スポーツ用品店か登山用品で売っているもの、もしくはユニクロのドライ下着など。汗のべたつきは不快である以上に、汗冷えの原因になるので。午前用、午後用、帰るとき用の3枚ある方が良いと思いました。

上着:吸水と乾燥が早いドライ対応のもの、軽いもの
○パンツ:吸水と乾燥が早いドライ対応のもの、軽いもの
前回のエントリーですでに触れていますが、上着は登山用品のミドルレイヤーがベストでした。下着の吸った汗や、身体の熱をいかに外へ放出するかという点では最強だと思います。パンツはこれまた登山用品のトレッキングパンツが当てはまります。動きやすくて、軽くて、丈夫っていうのが重要です。あと、熱がこもらないけれど保温してくれるっていうのも助かりました。山の中なので、午前と午後ですごい気温差があるんですよサバゲーフィールドって。

○靴:トレッキングシューズ
はい、これが装備の中で一番重要でした(わたし的には)!最初はスニーカーでもいいかと思ってましたけど、屋外のサバゲーフィールドだと、起伏がけっこうあったりするので、滑らないようにトレッキングシューズの方がいいです。もしくは登山靴。これは一番、装備していって良かった!って思ったものです。足元の状態を気にせず、すばやく移動できるっていうのがサバゲー的には大事でした。それから、小石とか入っちゃうのでローカットよりミッドカット(くるぶしまで覆うブーツタイプ)ものの方が良いです。捻挫の心配も少ないというのも利点。

○膝当て
はい!これが二番目に重要でした!サバゲー、むっちゃしゃがみます。弾に当たらないためにバリケードに隠れますけど、たいていドラム缶とかなのでしゃがまないと隠れられません。草むらにも潜んだりしますから、立っている時間よりもしゃがんでいる時間の方が長いです。なので、膝を地面に当てられないとしんどいです。膝当てがないと痛いし、すぐにパンツが擦り切れてしまいます。膝を地面につけたままゆっくり移動するということも多かったので、持っていってなかったら正直辛かったと思います。膝当て、実はホームセンターの園芸用品コーナーなどで売っているので入手は難しくないです(園芸や畑仕事って、すごくしゃがむんですよね)。

このエントリーを書こうと思った動機は、サバゲーにはトレッキングシューズと膝当てを持っていくと楽!っていうことを他の初心者の方にも伝えたかったので、いささか前置きが長かったのですが、とにかくそういうことです。

○身体について
むっちゃしゃがむということは、立ったり座ったりを繰り返すということです。つまり、太ももの筋肉を使います。もう、翌日すごい筋肉痛です。治るのに2日くらいかかりました。階段の上り下りが辛かった!サバゲーに初参加するという人は、何かしら太ももを鍛える運動やストレッチをしておいた方が良いと思います。これは、わたしは予想できてませんでした……。エアガンを持つ腕がサバゲー後は筋肉痛になるみたいなことをよく聞いていたのですけど、腕は意外に大丈夫でした。スリングと言って、エアガンを肩で吊る装備を使っていたからかもしれません。

あと、身体の疲れの回復のために、アミノバイタルを昼と午後に飲みました。BCAA必須アミノ酸ですね。これは自転車の鈴鹿耐久レースに出たときにも有効だったので、おすすめというかスポーツやっている人はみんな知っていることか。

それから、間食をたくさん用意しました。糖分と脂質をてっとり早く補給できるようにして、スタミナ切れを防ぐため。ラムネ、チョコレート、カントリーマァム、柿の種(柿ピー)ですね。これも、登山を参考にしました。

 

こうやってみると、サバゲーオンリーの要素が全然ない記事ですね。。自転車とか登山とか、そういうのと共通する内容で。逆の見方をするとサバゲーもスポーツなので、そこを踏まえて準備する方が、より楽しめるんではないかと思った次第です。もちろん「形」も重要な要素ということはわかっていて、そこのところも自分では工夫したつもりです(書いてないけど)。

これから始める人の参考になれば。って、わたしも始めたばかりです!