前回はFCバルセロナショップのお話でした。 続けて、初日にいけなかったグエル公園のお話です。
グエル公園はもともと住宅街として開発されたもので、その中心にある広場の設計をガウディが手がけています。結局、住宅街にはスポンサーのグエルさんと、ガウディの二人しか家を建てず失敗に終わったのですけど。不人気の理由は不明ですが、行ってみてわかったのはものすごく高台なので歩くの大変とかそういう理由かも。現在のグエル公園はその広場近辺が有料エリアで、その外側の部分は無料エリアとなっています。有料エリアへの入場は時間による予約制。エリア内の滞在時間には規定がなく、入場を分散させるための仕組みのようです。
広場の中心に位置するモザイクタイルのトカゲちゃん。当然ながら超人気の写真スポット。朝一番(8:30頃)に行ったのでこれくらいの混雑度。何回か書いていますが、ヨーロッパ人観光客は朝が遅いので、早起きが苦でないなら朝の予約がおすすめです。日本人、韓国人、中国人、アメリカ人は多かったかも。
広場の2階にあるベンチもタイル製なので、冬などはちょっとひんやりします。
海の方まで視界が開けているのでものすごく眺めがいいのと、やたら眩しいのでサングラスはあった方がいいかも。
ガウディの建てた家は無料エリアにありますが、中の見学は有料です。ちょっと高い(5ユーロくらい)ので入らず。
無料エリアの一番高い場所にグエル邸がありました。日時計が素敵。今は誰か住んでいるようでした。
グエル邸まではこういう急勾配の石畳を上っていかないといけないので、体力がないと結構大変です。
無料エリアには露店が多く、そこら中でお土産ものや水を売っていました。「ワンニューロ、ワンニューロ(1ユーロ)」という呼び声が独特のイントネーション。さて、無料エリアには基本なんにもない(宅地の予定だったから)のですが、その通路はガウディの設計なので歩いているだけでけっこう面白いし、散歩には最適です。有料エリアに寄る時間やお金がもったいない場合は、無料エリアだけでも立ち寄るのはいいかも。さて、散策していると遠くの方でざわめきと音楽が聞こえてきました。
なんと本場のフラメンコの生演奏!劇場とかでやっている観光客向けのものじゃない本格的なもので、男性オンリーのグループ。tablao surという名前だったかな。動画も撮らせてもらいましたが、いやー盛り上がる盛り上がる。
生で見たステップは本当にすごかったです。お兄さん方は汗だくでした。チップだけじゃなくて、CDも買いました。決まった時間にやっているわけじゃなさそうなのと、演奏時間も15分くらいで、本当にたまたま見れたという感じでラッキー。こういうのをプライスレスというのかも。
グエル公園までは行きはタクシーで行きましたが、帰りは無料エリアの中腹、東の出口の側にあるバス停からバスに乗りました(中心部のカタルーニャ広場まで。この近辺だと食事に困らないので)。バルセロナの観光は鉄道(メトロ・カタルーニャ鉄道)とタクシーが中心になりますが、案外このバスが便利です。鉄道と同じ回数券カードが使えるのも良いし、空いています。また、スリが多いといわれる鉄道に較べて安全のようです。路線に関してはgoogle先生に教えてもらえたので、迷うことはなく行けました。
さて、昼食後はいったんホテルに帰って、休憩。いよいよ夜に行われるニューイヤーコンサートに備えます。
時系列順の過去記事を以下に載せておきます