Poloの遮音性(静粛性)について

ちょっといつものPoloの記事とは少し違うことを調べてみました。車内の遮音性能についてです。up!のときも車内はかなり静かで、高速道路で100km/hで巡行していても、大声で話さなくても普通に会話ができました。しかも音楽を掛けながらとかでも。Poloになってから車内の静粛性がさらにあがっているのを感じていて、それを客観的に見る手段としてiPhoneアプリの騒音計を使ってみることにしました。使ったのはSound Level Analyzer Lite Ver2.2というもの。

*アプリによってばらつきがあると思うので、数値はあくまで相対的に見てください。

まず、比較のためにマンションの室内で夜間の静かな時間帯に測ってみました。

日本建築学会などの遮音性能を示す指標を見ると、30dbというのはまさに深夜の郊外やささやき声くらいの静かさです。これより静かな音というのは日常ではなかなか感じ取れないように思います。

さて、Poloに乗り込みまして、ドアを閉めて助手席にiPhoneを置いてみました。まだエンジンはかけない状態です。

なんと、30db以下の数字が!室内かそれより静かです。最大値で47db出ているのは測定開始時のタッチノイズか、座席に座っているときの衣擦れなどの車内で発生した音で外部からの音はほぼ聞こえず、風が少しある日でしたが測定中に30dbを越えることはほとんどなかったです。

さて、エンジンをかけてみます。

ちょうど10dbほど上がりましたが、まだ40db近辺。これは「静かな住宅地、深夜の市内、図書館」のレベル。車内は静けさを保っています。エンジンに近く、地面にも近い(といってもまだ走行前)助手席の足元の床(フロアマットの上)でも測ってみました。

さすがに少し上がりますね。でも、50dbだと「エアコンの室外機・静かな事務所」なので、まだ静かの範囲です。耳のある高さだと当然、これより静かになるはずですし。

走行中のデータはひとりでは測定が難しいのですが、停止状態から測定開始ボタンを押して動き始めた状態での平均がだいたい60dbくらいだったかと。スピードは街中なので40-50km/hくらいでした。60dbは「普通の会話・チャイム・時速40kmで走る自動車の内部」となっているので、まぁその通りですね。ここで言う自動車がどういう基準のものかは不明ですが。まぁ普通に会話している音が60dbくらいということは、少なくとも耳障りな大きさではないですね。この段階だとPoloがむちゃくちゃ静かというのは数値上ではそうでもない?みたいな感じになりますね。

体感上は(up!との比較ですが)、40-50kmくらいだと静止しているときと変わらないほどと感じます。騒音計のデータを乗せておいて、いいたいことはそれか!という気がしますけれど、前も少し書いたと思いますが、静かすぎてup!では聞き取れなかったタイヤノイズやエンジン音のギアごとの微妙な違いがわかるので、やはり「静か」は静かなのだと思います。騒音計との違いは、耳に届く(気になる)周波数の音かどうか?の違いかもしれません。そうなるとスペクトルアナライザーで見ればはっきりするかも!

Poloで高速道路を走ったことがまだないので、高速走行時の車内音がどれくらいなのか気になるところです。ひとまず、こんな感じです。皆さんの車はどうですか?