以前、本を紹介したことがあるスープ作家の有賀薫さんの新刊が出たので、買ってきました。その名もスープ・レッスン。帰遅スープ本(過去記事参照↓)と違って、今回は野菜中心のシンプルなメニューが並びます。レシピはすべて3段階で手順は簡単なのは前回と同じ。それに加えて、ベーシックのレシピにさらに野菜を加えた場合も掲載されているので、拡張性があるというか。
ゆえあって、少し前から私ひとり(と猫)で暮らしており、そんななかでもなるべく自炊するようにしています。外食が胃にもたれるようになってきたんですよね。味付けの問題もあるし、量の問題も。でも自炊なら味も量も調節できるのが大きい。一人分だと、ちょっとコスパが悪かったり、作るエネルギーがいるので手抜きがいります。そこで、帰遅スープのレシピや、過去の食卓並んだメニューを記録したものを頼りにしていますが、この本でさらにレシピを増やそうという魂胆です。
さっそく、冒頭にあるトマトと玉ねぎのスープを作ってみました。スープ作りのポイントにあるとおり、スーパーでプチトマトを購入。ひとり分なので、レシピにある分量から計算して減量します。最初に鍋で玉ねぎを炒めるのですけど、ここでやっぱりというか、結構盛大に焦がしてしまいました。うちの鍋が炒めもの向きじゃないと思うのですよね…過去もカレー作ったときにも焦がしてしまって。火加減には気をつけてはいるのですが。普通なら別に焦げが多少残っていても気にしない方ですが、スープに黒っぽいものが浮かんでいると、ちょっとげんなりするので取れるだけ取り除いて、残りの工程に進行。
トマトと玉ねぎを煮込んで、最後は塩だけで味を整えて出来があり(詳しいレシピはぜひ本をご覧ください)。いや、しかし見た目はあまりよくないがすごく出汁っぽいものは出ている…ちょっと焦げもあるし、大丈夫だろうかと思いつつ食べ始めてみると!すごい、美味しい!なんだこの濃厚なエキスは!塩以外の調味料は使っていないから、これは玉ねぎとトマトから出た甘みと酸味のはず。ほえ〜、こんな自炊慣れしていない私でも、こんなに満足できるものが作れるのかと思うとふふふと笑ってしまいました。帰遅スープ本のときより、若干要求されるレベルは高いのかもしれないけれど、十分簡単で美味しい。今回も本を買ってよかった。。。
玉ねぎを焦がさないようにするのが課題だなーということをtwitterに書いたら、なんと有賀薫さんご本人から、ちょっと焦げるのもいいですよと直接アドバイスをいただいて、恐縮しました。余談ですけれど、twitterで本の感想をつぶやくと作者の方や編集者の方から直接お礼を言われたりして、より一層ファンになることが増えました。
スープをまだ毎日は作れないですが、繰り返し作って自分の中の敷居を下げて、レパートリーを増やしていければなーと思っています(帰遅スープ本のいくつかはもう本を見なくても作れるのです)。
帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ
- 作者: 有賀薫
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2018/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(おまけ)
大阪北部地震のときに倒れてしまった本棚...ようやく本を詰め始めています。なんとか週末だけ作業をして3週間、やっとここまで回復。ただ並べるのじゃなくて、ここはこういうジャンルでこういうつながりでと考えながらやるので、地震前とは少し違う並びになって新鮮です。
この本棚以外に別の部屋に文庫とマンガと同人誌の棚がある...(そちらは崩れなかった)。